地球のなおし方
- 作者: デニス・メドウズ,枝廣淳子,ドネラ・H.メドウズ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/07/15
- メディア: 単行本
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『成長の限界』では人類の成長がこのまま続くと, 人口問題, 資源問題などの関連からいずれ,崩壊が起こることをシミュレートしているわけだが, この本では全体の流れをどのように考えていけばよいのか, わかりやすく説明している.
世界の資源や利用可能なエネルギー源がいかに使われ過ぎているのか, どのように取り組めば持続可能な社会になるのか. 成長の限界で用いたWord3の結果を用いて10個のシナリオを提示している.
結局,
- 人口
- 食料
- 再生可能な資源(土壌,水, 木材, 魚)
- 資源(石油, 石炭, 天然ガス, 鉄・銅・アルミニウム・希少鉱物)
を, 技術開発することや, リサイクル(これも技術だが)をすることで, 地球がまかなえる範囲で調節することが必要である.
さらに, 時間的な余裕が無いこともこの本では時間軸をずらすことで示している.
何が正しくて, 何が間違っているのかわからないが, やれることはやっておいた方がよいのは間違いないだろう.