2-008 まなざしの誕生 赤ちゃん学革命

まなざしの誕生―赤ちゃん学革命

まなざしの誕生―赤ちゃん学革命

赤ちゃんは知識の獲得がどのように行なわれているのか?
認知心理学的な側面から紐解いていく.

産まれてから, というよりも産まれる前から感覚器官や運動器官, 消化器官はすでに発達している. 初めは個々の器官が独立に働き, 脳は連携を取れないどころか混沌とした区別のつかない状況にある. さらに, 自己と外界との区別すらついていないという.
これらが独立していく過程が, 自己の獲得につながるという.

幼児教育のあり方についても言及されており, ただのインプットとアウトプットだけの知識の蓄積には懐疑的である. 何よりも状況に応じたアウトプットが重要である.