2-001 光と物質のふしぎな理論
- 作者: リチャード・P.ファインマン,Richard P. Feynman,釜江常好,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/06/15
- メディア: 文庫
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ファインマンのQEDに関する公演をまとめたもの。物理を勉強していない人に向けての公演というだけあって, 数式は無い. 光の反射, 屈折, 回折など日常的な現象を電磁量子力学の考え方で解説してみたという感じであろうと思う.
高校までなら, 幾何光学や波動光学でしか考えられないところであるが, 電磁量子力学の波動と粒子の二面性といった特徴を時計の回転としてモデル化しているはファインマンならではのアイデアであろう.
光が進む経路は直線だけではなく, さまざまな経路の重ね合わせであるという. ファインマンの経路積分を積分せずにモデルだけで解説してしまったところは本当にすごいの一言である.
010問題解決プロフェッショナル 「思考と技術」
- 作者: 齋藤嘉則,グロービス
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1997/01/01
- メディア: 単行本
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「思考編」では, <ゼロベース思考>と<仮説思考>の説明. 「技術編」では
さらに, 「実践編」では, これらを使って<ソリューション・システム>を見せる.
実践例をふんだんに用いて具体的に問題解決の方法を示してくれているところがいい.
個人的には<ロジックツリー>がある程度フォーマットも決まっていて, 使いやすいツールだと思う. 慣れないうちは
いろいろと, 書いてあるけど, 結局思考するのは自分であることには変わりなく, いかにどれだけ思考するかは, その状況によるのである.
008「見える化」のことが面白いほどわかる本
「見える化」のことが面白いほどわかる本―その考え方から業務改革に活かす工夫まで業種を選ばない実践ポイント68 (知りたいことがすぐわかるPLUS)
- 作者: 正木英昭
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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ボードに手順から問題点, 解決策まで一気に広げてみんなで考えようってことらしい.
ヴィジュアル化して問題を解決していくだけでなく, 問題を共有することが一番の効率アップなんだろうって思う.
それが問題だって思う人もいれば, 思わない人もいるわけで, 客観視しながら, 考え方も同じようにしていければ, いいのかも.
007レバレッジ・リーディング
本田直之
買った本を使い尽くし、いかに多くのリターンを出すか!
目的意識がない読書は無意味。そりゃそうだ。
本の余白に書き込みは自分にはできません。今まで、何度と無くチャレンジしたんだけどね。
小説には向かない読み方である事は間違いないです。
006 効率が10倍アップする新・知的生産術
副題が-自分をグーグル化する方法-となっているだけあって, なかなか参考になった.
インプットの方法だけでなくアウトプットに重点を置くべきであろうと思う.
Giveの5乗→与え続けることが大事.
005動物化するポストモダン オタクから見た日本社会
動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/11/20
- メディア: 新書
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取りあえず, 読み終わった本ということでこれ.
オタクの消費行動を通して近代の消費者とは違うポストモダン的な消費のあり方をデータベース的と呼んで表している.
ライトノベルやゲームなどもそういったデータベースの中から構成要素を取り出しているらしい.
ちっと難しいが, オタクを別の視点から見れたし, ポストモダンな感じは結構自分でも気に入っている.
ちょっと大げさに言えばこれからの社会を見る時の一つの視点になるのではないかという気がする.